アレハンドロ・ザエラ・ポロ講演会

写真キャプション:アレハンドロ・ザエラ‐ポロ氏(プリンストン大学)が池田靖史(慶應義塾大学)、および小渕祐介(東京大学)教授陣と議論している様子。

写真キャプション:アレハンドロ・ザエラ‐ポロ氏(プリンストン大学)が池田靖史(慶應義塾大学)、および小渕祐介(東京大学)教授陣と議論している様子。

去る2015年6月5日、清水建設ホールに於いて、「サステナブルデザインアンドグローバライゼーション」の基調講演がアレハンドロ・ザエラ・ポロ氏によって行われました。ポロ氏は今回、池田靖史 慶應義塾大学教授、小渕祐介 東京大学准教授、清水建設・大橋成基氏によって迎えられました。ポロ氏は現在プリンストン大学の教授を務められており、日本でも15年前に横浜フェリーターミナルで革命的な建築を実現されました。

1時間の長さにわたるレクチャーはとても興味深いものでした。その中で彼は「サステナブルデザイン」という用語を使わなかったものの、サステナブルと呼ばれるデザイン手法の問題点について特に議論を進めていました。ポロ氏はいかなる意味においても「サステナブル」という用語には反対していないものの、エネルギー問題や炭素を過剰消費する社会問題の超合理化よりも、もっと言葉にできないような繊細な問題に注目したほうがいいのではないかという考えをお持ちでした。横浜のコンペに勝利してから15年間、彼のオフィスは数々の重要なプロジェクトを実施してきました。また近年は「新しいコスモロジー」と銘打ったデザイン理論を提唱しています。そのエッセンスは彼によると、土・火・水・空気の四要素がより深く理解され、扱われると建築がより有益なものになる、というものです。この概念が実際のところ何を意味するかは、彼のウェブサイトをご覧下さい。